どうも部員Xです。
最近よく聞くの定年延長について思うことを書いていきたいと思います。
今回の記事で言いたいことの結論は
となります。
今回の話はサラリーマンであることが前提です(大体の人がそうだと思うので)。
毎回書いておりますが、日本のサラリーマンの就労環境は新卒至上主義・終身雇用・年功序列がベースです。公務員とかも一緒ですね。
そのベースをもとに定年延長を考えると上記の結論になるってことですね。
私はアーリーリタイア目線であり、働かないオジサン目線も持ち合わせているある意味、稀有な存在であります(??)ので、定年延長に関してはいろいろと日々考えております。メリット・デメリットありますので、自分の備忘録的に記事にしていきます。
※なお独身目線ですw 結婚して子供いたら・・・アーリーリタイアがそもそも厳しかったり。
アーリーリタイア目線だと定年延長はクソ!
アーリーリタイア(セミリタイアでもOK)目線だと定年延長はクソ!!
これの理由は、定年延長という制度はけっきょく、「若い内に稼げなくなる制度」なんですよね(もちろん例外はあると思いますけど)。
そもそも、年功序列で仕事量・成果と給与が比例しない日本の就労環境でアーリーリタイアするのは給与所得だけではかなり厳しいんですよね。ゆえに、両学長的に言うと、貯める力、守る力、稼ぐ力、増やす力を駆使して能動的に資産・財産を増やしていく必要があります。
給与所得だけでは厳しいとはいえ、ベースは給与所得です。サラリーマンがアーリーリタイアを目指す場合の近道は、できるだけ多くの給与所得をできるだけ若い内にゲットして、それを投資に回し、資産を増やす。これが王道です。
ということは、日本のサラリーマンのアーリーリタイア目線だと、そもそも日本の就労環境は向いてない(年齢社歴があがらないと給与が上がらない)わけです。
で、定年延長はさらにネガティブな方向にいきます。
なぜなら、今の20~40代は定年延長しても生涯賃金が増えない可能性が極めて高いからですw
定年延長するから人件費増になる!!んなことないですよ、どこかを削るだけです(私の想像妄想憶測です)。
そもそもなぜ定年延長するかと言うと、新卒採用が難しくなっている(人数を確保できない)からです。言い換えると、「安い労働力」が確保できにくくなってるってことです。
我が国では、高齢化が進んでいます。全人口に占める65歳以上人口の割合は上昇を続け、2018年には28.1%に達しています。さらに、2065年には38.4%と4割近くに達する見込みです(図表1)。少子化も進んでおり、中長期的には労働力人口の減少が見込まれることから、高齢者が長年培った知識・経験を十分に活かし、意欲と能力のある限り社会の支え手として活躍し続けることのできる社会の構築が求められています。
引用:https://www.elder.jeed.go.jp/topics/20200312_01.html
↑まぁ綺麗事書いてたり、「もっと働きたい」という人も多いと言ってますが、それは仕方なくだと思いますよw
今までは安い賃金で働く若年者を確保できた故に、年功序列が確保できてましたが、これからの時代はそれが難しいってことですので、その代わりの労働力を定年延長することで確保する。こういうことですね。
でも・・・会社側が払える賃金総額は一緒(労働力が一緒なら)ですので・・・
定年延長することで賃金上昇カーブが変わり、生涯賃金を稼ぎきるまでの時間が長くなると。普通に考えたら、全体的に安くするか、年取ってから上がらなくするか、です。
アーリーリタイア目線だと、若い内にできるだけ稼ぎたいのに、それがよりしにくくなる。定年延長はアーリーリタイア目線だとホントクソってことですね。
アーリーリタイア目線だと、就労環境を年功序列から同一労働同一賃金にしてほしいわけですが、そう簡単には変わらないです。なので、投資(や副業)などで増やすのがマストになりそうですね。
働かないオジサン目線だと定年延長は可もなく不可もなし
働かないオジサン目線で少し考えてみます。
働かないオジサンは、年功序列終身雇用制度が生んだモンスターです。
・できるだけ仕事をしないで、最大限の給与を得る
これが彼らの是( ー`дー´)キリッ
となると、定年延長になると、働く期間が長くなるので彼らにとっても若干ネガティブな話もしれません。解雇規制の緩和・同一労働同一賃金が働かないオジサンにとっての劇薬ですから、それに比べたら定年延長なんて屁でもないかもしれませんね。
アーリーリタイア目線だとホント定年延長はいいところが全くない制度なんですけど、働かないオジサン目線だと若いとき貰えるはずの賃金を年取ってから回収しているくらいの感覚でしょうから(まぁ往々にして働かないオジサンになる人は若いときも対して働いてないですけど)、大した影響はないでしょう。
定年延長の本当の理由は「労働力が不足」ではなく社会保障(医療・年金)か
労働力が不足して定年延長!!を綺麗事で表向き言ってますけど、本当の理由は社会保障制度の延命だと私は思います。
はっきりいって、今のバブル世代より上の世代はまともな資産に投資してないわけです(家、クルマは資産ではない、という価値観です私は)。積立型の民間の年金保険とかはやってるかもしれませんが、基本的に将来の現金収入のベースは公的年金。そしてその年金は賦課方式。現役世代の稼ぎで賄っているシステムです。
医療費も一緒です。
逆ピラミッドの人口構成のままだと、社会保障財源がかなり逼迫します(破綻はしないけどry)。そのため、社会保障財源確保のためにできるだけ現役時代を長くして社会保障受給を遅らせたいって理由が定年延長の真の理由だと私は思いますね。
この辺の話は失敗小僧。さんも動画にしていましたね。医療費がやばいぞ、と。
とくに国保はヤバそうです。
なので、定年延長して延命延命!って感じですね。
なんか、悲しいなぁw
おわりに
退職金含め生涯年収が一緒なら定年延長するか否かは選ばせてほしいというのが正直なところです。会社(協会けんぽなど)健康保険を使えることはメリットなので、ほとんどの人は定年延長に同意しそうですけどね。
私はできるだけ若い内にアーリーリタイアしたいって気持ちがあるので、正直50歳までで生涯賃金稼ぎ切るような就労環境を選べるようにしてほしいです。無理でしょうけどw
年功序列にもメリットはあるといえばあるのでね。
ということで定年延長について考えてみました。
私の正直な気持ちは嫌ですw
みなさんはどうお考えですか?
今回は以上です。
ではまた。
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