どうも部員Xです。
ちょっと時間が空いてしまいましたが、久しぶりに下水道ニュースレビューやっていきたいと思います。
「下水管、府が勝手につないだ」堺市と大阪府が法廷闘争最終更新:12/5(木) 11:12朝日新聞デジタル
この事故、けっきょくこういう話になっちゃうよなぁ・・・。
どんな事故かというと
①府の処理場で発生した返流水(汚泥を脱水した時のろ液や重力濃縮での上澄み液など。概して流入下水などよりも「濃い」液体です。)を流す管が、市所有の下水管につながっていた
②返流水がドボドボと気液混合相(水面と空気の境目)を叩くと、硫化水素が発生する。※返流水はいろいろと「濃い」ので硫化水素が発生しやすい。
③発生した硫化水素で、市所有の下水管が腐食
④2017年10月の台風21号による増水で下水管の腐食箇所が陥没
⑤下水管の上部にある道路が④に伴い陥没
⑥下水管が詰まってしまい、汚水が溢れてしまった
となります。
昔のニュース記事見つけましたのでURL貼っときます。
この訴訟の論点は「①の管の存在の認知」で、
堺市側は「知らん!勝手に府が繋いだだろ!」
大阪府側は「いやいや、昔の図面には書いてありますから、ご存じでしょう?」
こんな感じですね。
こういう話、下水道業界ではけっこう・・・ある。
当時の担当者同士ではわかってても、その担当者がどんどん変わるたびに・・・書類が無くなり占用許可とかが形骸化し・・・みたいな。
下水道はアングラですからね。ぱっと見わからない。ゆえに、たまにこういう事故が起こって顕在化し、問題になる、と。
このニュースは今後もレビューしていきたいですね。
↓市のHPの資料
武蔵小杉タワマン「下水道問題」役所頼みの「完全防御」は難しいワケ最終更新:11/28(木) 8:01現代ビジネス
いい記事です、これ。
会計の違いとか込み入ったことを説明してますので、一般の方はぱっと理解するのが難しいかもしれませんが、業界人としてはわかりやすい内容です。
すっごくざっくりいうと、防災安全には金がかかるぞ!!って話です。
そして、川崎市だけで対応してもしゃーないぞ!って話。
流域全体での防災を考えなきゃいけないわけで、ゆえに河川管理は市町村ではなく、原則国・県が管理してるのです。川崎市の部分だけ堤防かさ上げしても意味ないし、内水排除機能をいくら確保しても流す先の能力がネックになる。
自治体も国も頑張ってはいるんです。予算が継続的につくことがまず大前提なんですが・・・。PB目標がね・・・。
私個人の意見としては、やっぱ住む場所を良く選ぼう!!そして備えよう!っていうのが手っ取り早い対策です。
↓下水道業界人からみた、家を建てる時のアドバイス記事、まとめてます。
ミス慶応やミス立教に高校生も 「ミス日本」ファイナリスト13人お披露目最終更新:12/2(月) 18:07中日スポーツ
「下水道」でヤフーニュース検索したらなぜこの記事が・・・??
と読んでみたら、会場が日本下水道協会でした。こういうイベント会場のレンタルとかもやってるのかな?w
後ろのパネルにスイスイがいるのを見ると、協賛してるっぽいですね。
ちなみに、下水道業界のPRとして「水の天使」というのがあって、こういうイベントとも関係があるのかな?と一考。
まぁ、女っ気がホントない業界ですし、大歓迎ですけどねw個人的はw
今回の下水道ニュースレビューは以上!!
ではまた。
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