下水道業界の職種 その①土木

下水道関係

下水道は大きく分けて、管渠と処理場(とポンプ場)に大別できるという
話を以下の記事で行いましたが、ここでは処理場に注目して行きます。

下水道には2種類ある 合流式と分流式の説明
公共下水道の合流式と分流式について解説します。

「下水処理場を作る」そのためにはどのような職種の人が
必要で、それぞれどのような仕事をしているのか。
それを説明して行きたいと思います。

※基本的に技術系の話をします。
もちろん事務系の仕事もありますが、メインは技術系です。

学生のターゲットとしては、
・土木工学科
・建築学科
・機械工学科
・電気工学科
が中心です。でも、正直入ってから覚えることが圧倒的に
多いので、理系ならあんまり関係ないかなと思います。

 

さっそくですが

下水道業界(というか工事をするにあたっての)の職種は以下の

6つになります。

 

①土木

②建築

③建築機械

④建築電気

⑤機械

⑥電気

 

それぞれについてざっくり説明します。

今回は土木。

下水道業界の職種 その②建築
建築職についての概要を説明します。 みなさんがイメージする一般な「建築」はビルとかホールとかのイメージだと思います。 下水道業界での建築職種の担当範囲は「地面より上の構造物」という説明が一番早いでしょうか。
下水道業界の職種 その③機械
機械職についての概要を説明します。 みなさんがイメージする一般な「機械」はクルマとかロボット、エンジンとかのイメージだと思います。 下水道業界での機械職種の担当範囲は「目で見える機械的な動作をする工作物」という説明が一番早いでしょうか。
下水道業界の職種 その④電気
電気職についての概要を説明します。 みなさんがイメージする一般な「電気」はブレーカとか照明とかのイメージだと思います。 下水道業界での電気職種の担当範囲は「機械に動力を送る、制御する」という説明が一番早いでしょうか。
下水道処理場を作る ~メインの6職種とは~
「下水処理場を作る」そのためにはどのような職種の人が 必要で、それぞれどのような仕事をしているのか。 それを説明して行きたいと思います。
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下水道施設を作る6職種  ①土木

土木職種の概要

土木職についての概要を説明します。

みなさんがイメージする一般な「土木」は道路、橋梁、ダムとかのイメージだと思います。
下水道業界での土木職種の担当範囲は「地面より下の構造物」という説明が一番早いでしょうか。

ざっくり土木職がすることをいうと

・処理場をつくるにあたり、その土地の性状に合わせた基礎(杭基礎など)をつくります。

・地面の下に構造物を作るための穴を掘ります。

・構造物つくって基礎とくっつけます

 

これが基本的な土木職の仕事。
具体的な施工方法とか、作業内容とかは今回は書きません(内容が多すぎるのでw)

土木設計は下水処理場を作るために調査・計画をし、施工方法を考えて、図面にします。
そこから数量を拾い、発注仕様をまとめます。これが設計成果品。

土木施工は設計成果品から実際にモノ(躯体ですね)をつくり上げること。

 

土木の苦労するところ

設計の苦労

一般的に、
設計が良ければ施工が楽。
設計が悪ければ現場が苦労します。

これは職種に関係ないですが、土木はその影響(設計が悪いとすごく苦労する)
一番大きい職種であると私は思います。

設計が良ければ、極端な話、「設計書通りに作れば、そのまま完成する」ということですよね。
これってものすごいことなんです。
「あたり前じゃないの?」と思うかもしれませんが、やっぱ100点の設計ってないんです。
特に土木は100点は難しいんです。

何故かと言うと土木は他の職種と違い、「自然環境」と直接対峙しなければなりません。

ようは、
「穴を掘ってみないとなにが埋まってるかわからない」
「杭を打設してみないと地盤がどこかわからない」
という部分がかなりあるんです。

そりゃ、設計の時に土を全部掘り返せて調べればいいんですけ、
んなことは絶対無理なので、「ボーリング調査」を行い、土の中を覗きにいくんですね。

ボーリング調査は土木設計の基本中の基本です。
地面をくり抜くイメージで地面から10mのところに固い地盤があるな、とか、
15mまでは柔らかい地盤で地下水位が高いな、などの土中の情報を調べる手法です。

詳しくはウィキなどを確認してください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0

土木設計はボーリング調査を行うことで土中の情報をしらべ、それをベースに
施工方法を考える、これが基本的な進め方ですね。

しかしながら、ホント地面の中って謎。
土木設計は難しいですね。

現場の苦労

土木現場でよくあるトラブルは

・地下水の水量

・地盤の硬さ

・埋設物(不発弾含む)

があります。

こういうのはボーリング調査だけでは完全には見つけられなくて、

「〇〇工法で設計したけど穴掘ってみたら地下水ドバドバ出てきたから設計変更
しなきゃできない」、というのは良くある話です。

 

あと、土木は敷地外への影響も大きいですね。

例えば、近くに他の構造物がある場合、地盤が下がったりしたら大変です。
とくに、鉄塔や鉄道、幹線道路に面している場合は影響が大きいです。

近隣でやっている他の工事との取り合い調整、道路使用の調整とかも
あるし、各種組合(漁協とか)との調整もある。

あと、河川との協議も大変ですね。
河川は下水道より偉いんですw

まあホント、現場はいろいろと問題が起こるってことですね。

 

であるがゆえに、土木現場は問題解決能力をめっちゃ求められます。
相手は自然ですからね。話し合いもできないので、頼んでも折れてくれない相手ですw

何が問題で、どうすればいいのか。
どの解決方法が一番安全で、早く、安くできるのか。これをスピーディーに
意思決定できることが求められると。

現場でなにが起こるのかわからないから、設計を頑張る。
設計段階で極力問題になりそうな点を先に洗い出して、対策して
おくことが非常に重要です。

 

最近の動向

最近は処理場(やポンプ場)の新設がほぼなくなってきました。
でも土木職の仕事がなくなったわけではなく、最近は耐震補強工事が多くなっております。

これも原則的には「地面より下の構造物」の耐震補強がメインで、地面より上は
建築職の担当です。

耐震補強は地味な工事に思えますが、かなり大事な仕事。

地震大国ですから、古い処理場の耐震補強工事は下水道インフラ維持の
基本だと思います(先の熊本地震で宇土市市役所の建屋へのダメージを思い浮かべると
良いと思います)。

 

最後に ~学生さん向けの話~

ざっと説明しましたが、土木職の概要はこんな感じです。

新設するにも耐震補強するにもいろいろな工法があり、それをホントは
説明したいんですが、それは追々ということで・・・正直、土建の知識がうっすいので・・・。

 

では、土木職になるにはどうすればいいかといいますと一番手っ取り早いのは
大学で土木工学科に入ることです。

でもいま、純粋な「土木工学科」という学科はかなりレアみたいですね。
環境なんちゃらとか、都市なんとかとか、メインは土木だけど名前を変えてるみたいですね。

ようは、土木のイメージが悪いみたいです。

公共工事が悪というイメージが先行してしまい、土木というか、建設系の学科に人が
集まらなくなった、というのが背景にあると思います。

そして下水道関係の土木職は他の記事でも書いていると思いますが、

・自治体

・関連団体

・建設コンサル

・建設会社

がメインの就職先で、普通の自治体だと下水道の土木だけじゃなく
いろいろやると思います、道路とか河川とかも。

建設コンサルも俗にいう「水コン」に入れば下水道関係の土木の仕事ができると思います。
建設会社も下水道関係の仕事をしていれば関われると思います。

土木は上の世代の人はけっこう多くの人材がいますが、はっきり言って若い子が
少ないですね。というか、中堅どころも少ない。ホント氷河期世代がいません

これは業界にとって非常によくないことだと思います、ホント、やばいと思う

 

 

さて、長々と書きましたが、土木職はこんな感じです。

 

工法とか技術的なことは他で調べてください、スミマセン。

資料とか写真がそろったものから書いていく( ー`дー´)キリッ

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