老人のために「デフレ」を維持する意味とは

どうも部員Xです。

ポジティブ系悲観論者として最近思うことをツラツラ書くシリーズです。最近、勤め先の飲み会で久しぶりに70歳超えの方と一緒に飲んだのですが、資産に関する考え方とか全然違って、面白かったなぁ・・・。その時に感じたかとを書いて行こうかと。

書いてる途中でタイトルの回収ができるか不安なので、先に書いておくと、団塊世代の生活水準を保つためにデフレを維持してしていて、現役世代からの天引きで社会保障給付してるんだぞ！と。つまり、若者が団塊世代のために犠牲になってるんだぞ！ということを、改めて言いたいわけですｗ

そして、「結婚したほうがイイ」とか「金を使った方がイイ」みたいなことをけっこう言われるんですが・・・よくそんな簡単に言えますね！！って私は思いますわｗ

↓最近（2021年11月中旬）、マジでデフレ維持するために必死なんだぁ～と思う動画

なぜデフレにするか？
おわりに

なぜデフレにするか？

それは簡単で、インフレすると老人の持っている資産が目減りするからです。

これは現金（銀行預金）だけでなく、給付される年金保険（公的、私的）も含めてのことで、インフレすると現金（と年金給付の）の価値が下がるので生活が苦しくなるんです。ゆえに、老人サイドとしてはインフレしてほしくないのですね。

デフレの維持方法は簡単で、「政策金利を上げないこと」「給与を上げないこと」「財政政策をケチること」ですね。

政策金利をあげないこと　＝　インフレ化政策　のはずでは・・・？

金利を上げないこと＝インフレ率を上げること　のように思うんですが、実際に日本の金利政策を見ると、バブル崩壊後一貫して下げ基調になってます。「デフレだから金利を下げて、インフレ率を上げよう」って政策に一見すると見えるわけですが・・・実際にはデフレ。インフレ率は政策金利と日本ではあまり関係ないのかな？と正直思ってしまいます。

日本のインフレ率

引用：世界経済のネタ帳（https://ecodb.net/country/JP/imf_inflation.html）さん

日本の政策金利と国債長期金利

引用：家づくりコンサルティング（https://www.iecon.jp/loan/loan_kinri.html）さん

金利を上げたらどうなるのか・・・？とちょっと思うのですが、金利政策がうまく行かないなら、量的緩和政策を行うべきなのですが、市場に国債が全然ない（日銀が買いすぎちゃうと、民間銀行がオワル）し、金利政策、量的緩和政策では日本のインフレ率は変わらないのでは・・・？と私は考えています（現に、安定してインフレ率がほぼゼロ付近行ったり来たり、上がるのは増税の時ばっかｗ）。

まぁ実際には、税制政策や社会保障政策などとのバランスでインフレ率が決まるんでしょうけど、一見すると、インフレ率と金融政策（金利、量的）は日本ではあまり関係ないのかな～という私の感想です。あくまでも私の感想。他の要因でインフレ率がいまのところ決まっているように見える、と。

給与を上げないこと　＝　企業が悪いとは言えない

内部留保がーーー！！とよく聞きますが、これにはお上側（政府と省庁）の意向が反映された結果だと私は思っています。

現役時代の給与を絞り、内部留保を増やし、株主配当を増やす・・・と。

r>gで、資本家は肥えて、労働者は貧しくなる。資本家がいくら肥えても、インフレ率が上がらないのは、資本家の需要には限界がある（資本家と労働者の受けるサービスの総量は労働者の方が大きい）ので、全体のインフレ率は労働者の需要サイドに引っ張られる（需要が多くなって、供給が足りないのが正しいインフレと思ってます）から。

だったら、企業が給与あげて、ガンガン設備投資すればいいじゃないか！！って話なんですが・・・。財政出動もしない国に投資したいと思いますか？とね。

財政出動をケチるのはわかりやすいデフレ政策

これが一番わかりやすいと思いますが、緊縮財政（国債発行を減らすこと）はデフレ化政策ですよね。

ぶっちゃけ、財政再建( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯって表向きは「政府債務を減らすことが主目的」というような言い方をお上側はするんですが、実際はデフレ化が目的だと思うんですよね。デフレ化している方が、老人票を取れますし、若者の雇用も人手不足なので、あまり目立たないし。デフレさせつつ、雇用を安定化しておくことで「低位安定」をお上側は目指している・・・と私は思ってます。

この辺の話は、三橋貴明さんの動画を見ればめっちゃ詳しく説明してます。それにプラスしてイマイチ押しのYouTuber失敗小僧。さんの動画を見て、私の結論としては老人のためのデフレ化政策を日本のお上はすすめてる、と思いますね。