新型コロナウイルス対応とクルマのコーナリングのアナロジー

新型コロナウイルス対応とクルマのコーナリングのアナロジー社会コラム

どうも部員Xです。

昨日の土曜日から連休!!って人もいると思いますが・・・新型コロナウイルス問題でウキウキになんてなれる状況ではない・・・って人が大多数かともいます。私も当初の予定では来週全部休んでやろうと意気込んでたんですが・・・。実際には在宅勤務(というか、ほぼ休み、引きこもり)を行うことになりました。いや、まぁ現場動かないのでぶっちゃけ・・・やること無いんですけどね・・・。

 

さて前置きはこれくらいにして、今回の話は得意のどうでもいい話・・・アナロジーネタですねw

相変わらず、「書きたいことを書く」スタンス。PV伸びなくても仕方がないさ、とね。

類推(るいすい)は類比(るいひ)、アナロジー(Analogy)ともいい、特定の事物に基づく情報を、他の特定の事物へ、それらの間の何らかの類似に基づいて適用する認知過程である。古代ギリシャ語で「比例」を意味する ἀναλογία アナロギアーといった概念に由来し、広義においてこれはロゴスに含有する。

引用:ウィキペディアより

 

アナロジーってのは、

「ぜんぜん違う2つの現象、事象なのに、この2つそっくりじゃね??」

 

 

という話です。私は、この考え方を自分はすごく大切にしてて、違う2つの事象(物理現象でも良いし、心理的でもいいし、とにかく2つのこと)が似ているのでは・・・?と考えることで、既知の片側の事象からもう一方の事象の問題点を解決する・・・といったことができます。

 

よく自分が使うのは、下の関連記事にある、人間社会(とくに会社内)と熱力学のアナロジーです。

ぶちギレしてる人とか、意味分かんないことを言ってくる人とかに対応するときとか、やる気が出ない自分自信を自己肯定するときなどに使いますねw

 

「あ~コイツ沸点低いなぁ、分子量低いのかね」

「あ~この人なかなか理解してくれない頑固だなぁ、ファンデルワールス力強くね?」

 

みたいな例えを頭のなかでするわけですね。コレは一例で、いろいろと応用できる考え方なので、おすすめです。ただ、不条理も理解できちゃうっていう、弱点はありますけどね。

 

自分だけやる気出しても組織は変わらないとか、ね。やる気を出すにはエネルギー(お給料w)がいるよ、とかね。

 

人間社会と熱力学の相似性
熱は高いほうから低いほうにしか動かない。これは人間も同じですよね。
【悲報】積立設定日の次の日に株価が下がる・・・気がする件【キルクールの法則?】
投信積立、ETF積立をしている皆さんにとってのアルアルネタをやっていこうと思います。なお、実際の検証は行っておりませんw 完全に私感による記事です。そして、投資の記事ではなくほぼ麻雀の記事です。自分のとった選択を即座に否定された時・・・どうする・・・?と。

 

さて、話脱線しましたが、今回のアナロジーネタは「新型コロナウイルス対応とクルマのコーナリングのアナロジー」です。

 

では説明していきます。

ブレーキングのコツはリリースポイント( ー`дー´)キリッ

今回の新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言のポイントは「解除のタイミング」ですよね。

 

このニュースなどを見て自分が思ったのは・・・・

「イニシャルDでも似たようなこと言っていたよな・・・?」

 

(画像ググったけど出てこなかったw)

たしか、最終戦のバトルで、主人公・藤原拓海の対戦相手である若い子供(免許持ってるの?w)のドラテクを解説しているモブキャラ(過去の対戦相手)が、

 

解説しているモブキャラ

「やつはヒール・アンド・トゥも下手くそだけど、ブレーキングのリリースポイントは完璧だ( ー`дー´)キリッ」

 

「ブレーキングの開始ポイントは景色などでもある程度誰でも習得できるが、リリースポイントは天性の才能だ( ー`дー´)キリッ」

 

みたいなことを言っていたんですよね。

ようするに、コーナリングを早くするにはどうしたら良いのか・・・って話で、いちばん大事なのはブレーキングのリリースポイントだと。

「たしかになぁ・・・」と当時は読んでいて思ってましたが、ここに来てアナロジーにつながることになるとは・・・。

 

もうお分かりだと思うのですが、今回の緊急事態宣言も「解除のタイミング」が大事ということです。解除のタイミングによって、経済の回復の速度に大きな差が出ると。

 

ここから、緊急事態宣言(新型コロナウイルス対応)とクルマのコーナリングは似ているなと気が付き、考えれば考えるほどアナロジーになっていると思ったわけです。

 

少し細かく解説していきます。

 

新型コロナウイルスを早く克服する = コーナリングが速い

まず、コーナリングが速いとはどういうことか、解説していきます。

 

①進入スピードが高い

→俗に言う「ツッコミ」が奥かつ、適切なスピードに減速できること。減速が間に合うギリギリまでブレーキングを開始しないで、開始してから最短距離で減速を終えること。

・ブレーキングを短くするには、ドライバーの踏力、ABSなどの電子デバイスの補助、ブレーキパッドキャリパディスク、そしてタイヤなどハードウエア強化。エンジンブレーキなどを組み合わせる。

 

②コーナリングスピードが高い

→コーナリング中(進行方向を変えるモーメントが起きている状況)のスピードを物理的に一番高い速度にすること。路面、タイヤ、メカニカルグリップで決まる最大の速度でコーナーを通過する。

・ハイグリップタイヤ、サスペンションセッティングなどで速度を上げる。

 

③加速スピード(脱出スピード)が速い

→クルマの向きが変わり次第、アクセルオンしてクルマを加速させること。アクセルオンのタイミングをできるだけ早く、そして脱出スピードを速くして次のコーナーまでへ最速で到達できるようにすること。

・アクセルワークでタイヤのホイルスピンを最小にする。

 

・・・まぁ端的にいうと、ドンっと減速して、クルッと回って、ガッーーと加速して行く。それがコーナリングが速いってことですw

 

 

次に、このクルマのコーナリングと新型コロナウイルス対応を重ね合わせて考えると、

 

①’進入スピードが高い(ブレーキングが最短かつ最適な減速量)

緊急事態宣言を出すタイミングが適切であり、各種の感染防止対策、措置が効果的であること。解除するタイミングも適切であること。経済的な損害を出す期間をできるだけ短くすること。

 

②’コーナリングスピードが高い

雇用対策等の経済を維持する各種施策を効果的に行うこと。給付金、税金免除、各種モラトリアムなど。

 

③’加速スピード(脱出スピード)が速い

事態収束後の速やかに経済を回復させ、安定させる各種施策のこと。また次の危機への対策対応が確立することなど。

 

 

こんな感じでしょうか。

どうです、似てませんか?

 

ただし、サーキットではなく、現実はラリーコースである

こっから更に込み入った話です。どうぞお付き合いください・・・w

 

上でコーナリングを速くするには~って話をしましたが、サーキットコースとラリーコースでは全然状況が違うという話をします。

 

サーキットは一般的に

・ブラインドコーナー(先が見えないコーナー)ではない。ニュルとかモナコのような公道ベースのコースは違いますけど、普通はクリッピングポイントが見えて、見通しがある。

・Rが固定。これは当たり前なんですけど、回転半径や道幅が固定です。

・路面状況が比較的固定。μ(摩擦係数)が高く、一定なことが多いです。ラバーがのったり雨が降ったり状況はかわりますけど。

 

そのため、コーナリングを速くする「最適解」が既知なのです。ドライバーがその最適解通りの操作をし、エンジニアとメカニックがその操作を行えるクルマを用意すれば、タイムはほとんど一緒になるってことです。

 

でも、今回の新型コロナウイルス対策はそうではないですよね。例えるなら、ラリーコースです。

 

ラリーコースは公道であり、ブラインドコーナが多いこと、天候や前走者の影響で路面状況が変わることなどサーキットととは違い、「最適解」が常に変化すると言えます。

 

こういうコースのコーナリングを速く安全に走るには、上で説明したことを基本的にやるんですが、サーキットとは違う走り方をするのが一般的です。

 

その走り方は「弱オーバーステアの状態でコーナーに進入する」です。

 

何を言ってるかわからないかもしれませんが・・・弱オーバーステアで進入するってのは、コーナー入り口からドリフトするって走り方で、「敢えて非効率な進入をすることで、安全を確保する」そんな走り方です。速度を低くして進入するので、安全マージンが多い走り方と言えます。

 

コーナーの先の状況がわかっていて、路面状況も変化ないことがわかっている場合は、弱アンダーステア(タイヤのグリップ力をMAXで使い、進入スピードをMAXにする走り方)で進入します。この走り方だとロスが無いので速く走れるんですが、「変化に対応すること」が難しいというか、事故る可能性とその被害が大きくなる走り方なのです。安全マージンが少ない走り方。

 

弱オーバーステアで進入すると、例えば路面状況が良ければオーバーステアを消しタイヤのグリップを回復させ、コーナリングスピードを速くできます。逆に障害物があったり路面状況がコーナ途中で悪化する場合はドリフトアングルを大きくして速度を殺し、回避することができます(速度が低いのぶつかっても大きな被害が出ない)。

 

え~ここまで読んでくれればなにを私が言いたいのかわかってくれているはず・・・w ってことで次の項で今回の新型コロナウイルス対応に当てはめて考えてみます。

 

新型の感染症は「未知へのアプローチ」である

要するに、新型コロナウイルス対応はラリーコースと同じで、「最適解」が現状無いってことです。

ゆえに、ドライバー、そしてそれを支える人が大変だってことです。

 

ラリーコースでコーナーに、オーバースピードで突っ込んだらリタイアだし、めっちゃ減速して進入したら全然遅かった・・・そういうドライバーは各方面から当然叩かれるわけです。結果出してないですからね。

 

ラリーで一番良い結果は、まず完走して、一番速く走り切ること。

これがドライバー(とチームね)に求められること。

 

同じですよね、今、新型コロナウイルスの対応をしている為政者(とそのチーム)に求められることと。

 

つまり、「国民の死亡者数を最小にし、かつ経済を速やかに回復させる」これが為政者に求められること。

そのためには、やっぱ弱オーバーステアで進入していく!これなんですよね。

 

オーバースピードでツッコミするのは、初期イギリスやブラジルのようにノーケアに近い対応。イギリスはすぐに修正しました(サイド引いて無理やりスピンモードにした感じ)が、ブラジルは今、感染拡大しちゃってますね。

 

ロースピードで進入するのは初期から完全に鎖国して経済活動を完全に停止し、外出規制なども強固に行うこと。このやり方がもしかしたら正解なのかも・・・と一考ですが。

 

弱オーバーステアの進入はある意味、二兎を追う者は一兎をも得ずになる可能性もあって、舵取り(とアクセルワーク)をミスれば、医療崩壊を招くし、経済もズタボロになる可能性があるやり方なんですが、最速で駆け抜けるためのアプローチとしては、やっぱベストなんですよね。

 

ブレーキング(手洗いうがいを徹底する、移動を制限する、営業制限するなどの感染防止の直接的措置)の効果を判断して、調整すること。操舵・アクセルワーク(景気対策を行い、その効果を判断すること)の効果を判断して、調整すること。

 

この2つを状況に合わせて、ドンドン修正し改善していく・・・。これを迅速にかつ適切に行えるのが優秀なドライバー(為政者とそのチーム)ってことです。

 

路面状況が変化、ブラインドコーナ、これらの未知への対応はやっぱ難しいってことですね。

未知を知るため(対応する)にはどうしたら良いのか・・・と。

 

ペースノートを次に活かすべし

ペースノートってのは道の情報を記したノートのこと。

ペースノートpacenotes)とは、モータースポーツ用語で、ラリーに使われるタイムトライアル区間(スペシャルステージ)の情報を記載したノートである。

(中略)

スプリントタイムを重視するラリーでは、交通を閉鎖した道路でタイムトライアルを行なうスペシャルステージ (SS) と呼ばれる区間が設けられる。その総延長は数百キロメートルに及ぶこともあり、整備されたサーキットを周回するレースとは違って、ドライバーがコースの全て(路面状況等含む)を暗記することはほぼ不可能である。そのため、本番前の試走(レッキ)と、SSの詳細な情報を書き込んだペースノートの作成が認められる。

レッキ中、ドライバーは法定速度内で運転しながらコース上の注意すべき点を読み上げていき、それを隣に座るコ・ドライバーがノートに書き留めておく(目安となる目標物なども書いておく)。2回目以上のレッキが許されている場合、今度はコ・ドライバーがノートを読み上げ、ドライバーが訂正箇所をチェックしてノートを修正する。本番のSSアタック時にはコ・ドライバーがノートを読み上げ、ドライバーはその情報を頼りに全開走行することとなる。ペースノートの正確度は競技の成績を左右するだけではなく、乗員(クルー)の安全にも大きく関わる。

引用:ウィキペディア

 

つまり、未知(道)へ対応するためにペースノート(対応マニュアル的なもの)を作れっ!!て話です。

道と未知・・・w 狙ったわけではないんですけど、うまいこと言えてる感・・・w

 

今回の新型コロナウイルス対応で学んだこと(歴史)をペースノートにしっかり書いて、来たるべき新型感染症で活用すると。

 

・・・人類は歴史から学ばないからなぁ・・・個々の経験からではなく、結果(歴史)から学ばないとね。

 

自由と人権を無視すれば、解が見つかりやすい

新型感染症(今回の新型コロナウイルスのような)への対応はラリーコースを運転するのと同じで難しい、と長々と書いてきたわけですが、なぜ難しいのかと言うと、解(速くコーナリングすること)を導くための「変数」が多いからなんですよね。

 

また何言ってるかわからねー!!とか言われそうなので、ちょっと解説すると、

Y(速くコーナリングする答え)=F(マシン、タイヤ、路面、天候、ドライバースキル・・・など)の複数の関数で決まるので、最適解がなかなか見つからないっ。

 

これを新型感染症対策に当てはめると、

Y(国民の死亡者数を最小にし、かつ経済を速やかに回復させる)

=F(ウィルスの進化、個人の心理、群集心理、外交、軍事、医療体制、保険制度、国民性・・などなど)

 

まぁ考えることが多わけです。

で、ここでめんどくさい変数が「自由」と「人権」なんですよね。

 

要するに・・・「自由」と「人権」を最適解を導くための変数から除去して方程式を解くと・・・。

これができると、解を導くのがすっげぇ楽なんですよねw

 

言論の自由、報道の自由、移動の自由、営業の自由・・・いろいろな権利を無視!!

 

これらを無視することをコーナリングに例えると、「ただし、μ摩擦係数は一定とする」とか「回転半径は一定とする」とかになるわけで、解を出すのが簡単になるわけです。

 

 

「自由と人権」を無視したほうが感染症対策はしやすいってことです。もっというと、独裁国家、独裁体制の方が感染症対策は迅速かつ効果的に行えるということ。

 

逆にいうと、資本主義の自由と人権を重んじる体制は感染症対策が後手後手になるってことですね。

 

まぁ日本はお察しください。

 

 

終わりに

今回の記事は、新型コロナウイルス対応とクルマのコーナリングのアナロジーについて書いてみました。

え~完全な自己中記事で、書きたいことをひたすら書くという・・・w

 

まぁでも、こういうアナロジー的な考え方は有用ですよほんと。多角的に物事を見ることができるし、他人との人間関係を構築するのも楽になるんです。

 

ってことで、今回は以上です。

ではまた!!

 

 

 

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