飯能スギのイメージ

皆さんは飯能のスギについての印象ってどんな

感じですか？

まず飯能ってスギで有名なの？って思う人が多いかも
知れませんが・・・

マジスギだらけです。

市の面積の内９割ぐらい山なんですが、そのうち９割がスギ

だと思います。

なぜスギが多いかというともともと飯能は植林（林業）の街だったのと、

戦後の木材需要の増加で多量にスギが植えられたのです。

さて一般の人のスギのイメージはどうでしょうか？

おそらく「スギ花粉」の印象が強いと思います。

そして東京に降り注いでいるスギ花粉、実は飯能などの東京近郊の

山から飛んできているとも言われています。

しか～し、なにも全部のスギが悪いわけではないのです。

きちんと管理されているスギの姿知ってますか？

じつはほとんど枝がなくて、さきっぽに申し訳ない程度に

緑の部分があるだけです。

「枝打ち」という作業をしてあるスギは花粉排出量も少ないんです。

逆に放置されているスギは、木全体に枝が付き、葉の量が多いんです。

ですからわんさかわんさ花粉が出ます。よくTVで見る花粉がでる

映像ありますけどマンマそれです。

で、飯能近郊には放置されたスギがけっこあります。

林業が衰退した結果このように放置されたスギが増えたわけです。

花粉症は現代病といわれ、アレルギーに弱くなった現代人に多いと

言われます。

ここからは推測になりますがたぶん、花粉症患者の増加と放置された

スギの面積はリンク（比例）していると思います。

対策としてはスギ＝広葉樹への植え替えや、間伐、枝打ちなどの手入れを

しっかりするなどあります。しかし、木材価格の低下した昨今では

コストを考えるとこのような手入れができなく、放置されてしまうのです。

少しでも花粉症を無くす気があるのなら林業のことを真剣に考えても

いいのでは、と思います。